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ウィーン発、オペラ歌手おいぞうの日常
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「走ることについて語るときに僕の語ること」
とうとう読みました。
こちらに居ての欠点はものすごく読みたい本も手に入るまでじっとがまん、というところで。
もっとゆっくり読みたかったのだけれど、いつものワタシの悪い癖でがつがつと一夜で読んでしまった。orz...
以下私の熱い感想。


この本は、村上春樹氏のランナーとしての「自分史」であると同時に作家としてのそれでもある。
読んでいて、心の埋まらなかったピースにピタッとなにかがはまるような、なにかが寄り添ってくるようなそんな感じがした。
この人は的確な表現により人の心を揺さぶることができる人なんだ、と改めて強く思う。

春樹氏は、作家(芸術家)として必要なものはいくばくかの「才能」と、あとは「集中力」そして「持続力」であり、その後者2つはトレーニングにより「後天的に獲得」することが可能だと述べておられる。
本当にその通りだなぁと思うし、叱咤激励されている気分。
私自身は走るわけではないけれど、「歌うこと」というのはある意味肉体労働であり、もしくはスポーツである。必要なことは毎日の訓練であり、経験である。
もちろんそれに解釈やら分析やらセンスやら協調性やらいろいろ+αが必要になってくるのだけれど(それでなくては「芸術」とはいえない)、「歌うこと」自体は行為として「走ること」と同義であると言って良いと思う。
だからこの本をとても身近に感じた。切実に、といってもいいくらい。
彼にぽんぽんと肩をたたいてもらったような気持ちになった。
こういう風に読者として個人的に親密に感じられる、ということは作家としてどえらいことなんじゃないかと思う。
人には好き嫌いがあるし、同じ人でも時期によってピタッとくるときとそうでないときがあるのは百も承知で、私自身は今彼のこの本を読んでポジティブにとらえられたことをとてもラッキーだったと思う。

どうでもいいけどごくごく個人的に、春樹氏の川についての描写が好きです。
今回も何箇所かボストンをながれるチャールズ河について書いておられるけれど、なにかとてもしんとした暖かさを感じる。上手くいえないけれど(おいぞうは作家じゃないし別に上手く言う必要もない)、河がすべてを包みこんでたんたんと流れる様をこんなに素敵に書ける作家はそうそういないんではないかと思う。
彼のずいぶん昔の作品である「世界の終りとハードボイルドワンダーランド」にでてきた街の描写を思い出した。あそこも川がながれていて、たまりがあって、しんとしていたな。
posted by おいぞう | 01:23 | 読書ノート | comments(4) | trackbacks(0) |
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コメント
なんか、すごくよさそうな本だ。やっぱOGGIを頼んで失敗だったかな。読みたいな、この本。
2008/02/10 13:58 by りだまま
ハードカバーでも海を越える価値は充分あると思う。
2008/02/10 20:50 by oizo
>心の埋まらなかったピースにピタッとなにかがはまるような
すごくいい表現だなぁと思った!
おいぞうちゃんも作家になれそうよ☆
私もそう言う経験、30代になってから時々経験します。
すごく嬉しいし清清しいんだよね、その瞬間って。
よい本にいい時期に巡り合えた、その運命はおいぞうちゃんのいい流れの証拠だと思います☆
2008/02/13 13:55 by ぱんだのねっこ
ぱんださんありがとう!
この気持ちをわかってくれてうれしいよ〜。
そっか、ぱんださんは時々こういう経験するんだ。
私はかなり稀かなぁ。
だからもっとこの気持ちを大切に、稼動力にしていかなくちゃね☆
いい流れキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !って感じになるといいケドw
2008/02/13 21:22 by oizo
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